牡蠣匠としてのプライド
伝説の牡蠣“赤崎冬香”、岩牡蠣”赤崎旬夏”は、牡蠣匠 志田惠洋氏と、彼が率いる㈲シダッチのメンバーによって育て上げられます。伝説の牡蠣は、長い時間をかけた数名のスタッフの手作業により生み出されます。牡蠣匠 志田惠洋氏は言います、「牡蠣づくりとは、心を集中させて、牡蠣に寄り添い、成長する牡蠣の“声”を聴くこと。慌てず、焦らず、ただ一心に牡蠣の欲するところに介助の手を差し延べてやるだけだ」と。青春、赤夏、白秋、玄冬。リアスの四季を巡り、手塩にかけた丹精の一品です。
牡蠣匠、志田惠洋
漁師の一家に生まれ、女4人、男2人兄弟の長男だった惠洋は、水産学校を卒業し漁師になった。今でも漁に出ることが好きだ。所有するイカ釣り漁船で日本海まで操業に行くことことも頻繁だった。漁では、大船渡ナンバーワンを自称していた惠洋が、漁獲量が減少したのを契機に、親の代から続く牡蠣の養殖に本腰を入れ始めたのは、今から約15年前のこと。速い球、切れのある変化球を容易に撃つことが出来る有能な野球選手でも、止まっているボールを打つゴルフが、最初からうまいはずもない。