牡蠣の「栄養価の高さ」の秘密
牡蠣の餌は海水に含まれるプランクトンです。牡蠣は24時間ほぼ休むことなく、ずっと食事しています。休みなく海水を吸い込み、プランクトン摂取して、養分を吸収し、体内に蓄える性質を持っています。牡蠣1個が循環させる水の量は、 1時間に10リットルもあり、これは家庭用のポリバケツ1杯分にあたる量です。
餌を求めて動き回るアワビと違って、定住型である牡蠣は、いったん付着したら生涯そこから離れないという省エネ型で効率の良い生き方をしています。自分からは動かず、堅い殻に身を護られて、ストレスを感じずにノビノビと生きています。
その牡蠣が大きく育つためには、栄養豊富な海の存在が必須です。
周りに広がる山々の森林から流れ出るミネラル豊かな真水とプランクトンを多く含んだ海水が出会う栄養素たっぷりの赤崎の海は、牡蠣にとって最高の住処と言えるでしょう。