生食用と加熱用の違い
スーパーなどで牡蠣を物色していると、“生食用”と“加熱用”の2種類があり、値段を見ると生食用の牡蠣の方があきらかに高いと思います。“生食用”の牡蠣の方が「新鮮」だから高いと思われている方もいらっしゃると思いますが、実は「新鮮さ」で区別されているわけではありません。
その違いは、牡蠣を養殖している海域の違い、それに伴う細菌数の違いです。保健所が指定した沖合のキレイな海域で育った牡蠣が生食用に、岸辺に近い海域で育った牡蠣が加熱用となります。海域に一定の数の雑菌数を超えると、どれだけ新鮮でも「加熱用」として販売されます。
生牡蠣には下記の表記が必要になります。
- 名称
- 生食用であるかないかの表示
- 消費期限
- 加工者名
- 所在地
- 保存方法
- 採取海域(生食用牡蠣の場合)