カキを「牡蠣」と書くのはなぜ?

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カキを「牡蠣」と書くのはなぜ?


カキを漢字で「牡蠣」と書き、「牡(オス)」の字が当てられているのは、昔はカキには牝(メス)がなくて牡(オス)ばかりだと考えられていたためと言われています。その他に、「石華・石花」と書かれている文献もあります。また、牡蠣の「蠣(レイ)」とは、ゴツゴツした殻でブドウの房のように沢山の貝がくっついている状態を言います。ゴツゴツしていて、石について動くことがなく、全部がオスだと考えられていたことから、牡蠣(ボレイ)と書いて「牡蠣(カキ)」と言うそうです。 こうした表記は自然の生態に由来したものなのですね。
実際に牡蠣は雌雄同体(しゆうどうたい)の生物で、オス・メスという区別がありません。棲んでいる条件や環境によって、雄性が強くなったり、雌性が強くなったり、産卵期になると精巣が成熟して雄になり、その後に卵巣が成熟してメスになって産卵したりするそうです。

牡蠣

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